普通が一番難しいのにね。

誰かの神様にはなれなくても、せめて誰かの天使にはなりたい。

心の整形手術、したいな。

ある年の春、依乃ちゃん(当時女学生)はとある大学病院にいた。

病名をきっちり書いちゃう必要は無いと思うから詳しくは書かないが、体内の一部の骨にネジを入れるという内容の手術を受けるため、その前日から入院を始めるのだ。

 

依乃ちゃんは、入院の一か月前から、午後の授業を早退し、検査をするという生活を送っていた。メンヘラとナルシストと中二病を同時に発症していた依乃ちゃんは、早退するたびに、クラスメイト達に

「病院行って、検査しないといけないの……」

と言う自分にいちいち酔いしれていた。

 

 

病弱キャラに憧れてんじゃねーYO!!!!!!!

 

 

さて、入院生活について語る前に、依乃ちゃんが入院生活を充実させるために持っていたものを紹介しようと思う。

 

・好きな本を数冊

依乃ちゃんは当時、太宰治にハマっていた。

「『パンドラの匣』を病院で読んだら臨場感アリアリなんじゃね~~!?」

と思い、他にも主人公が入院するストーリーの純文学を持って行った。

 

 

まあ、読まなかったけどね!!!!!

 

 

当時の依乃ちゃんの名誉のために付け加えておくが、とても集中して本が読める環境ではなかったのだ。個人の病室ではなく、四人くらいで集まって寝るような病室にいることがほとんどで。マジで。依乃ちゃんがめんどくさがり屋とかじゃないの。

 

・ぬいぐるみ

メンヘラらしく、うさぎのぬいぐるみを持っていきました。

そいつに頼れるほど、頼りがいのあるうさちゃんじゃなかったので、そいつの出番はありませんでした。

 

・ポータブルCDプレイヤー

 

圧倒的感謝!!!!!!!!!!!

 

ほんと、入院生活はこいつと、保存しておいた大量の面白動画と、保存しておいた大量の推しの画像で乗り切ったようなものです。

夜の病室で、窓の外を眺めながら、大森〇子ちゃんとか聴いてみ?

エモエモのエモだぞ????

 

 

 

長くなりそうだから、ここまでで一旦終わらせておく。

とりあえず、入院生活についてはまた後日書くと思う。

 

 

ポータブルCDプレイヤーは偉大!!!!!!