普通が一番難しいのにね。

誰かの神様にはなれなくても、せめて誰かの天使にはなりたい。

恋は盲目、愛は妄想。声が聴きたいだけなのに

依乃ちゃんは今でこそ、最近ノリノリに乗りまくっている某シンデレ〇おじさんを(舞台時代から)めちゃくちゃ推していて、Twitterにて彼への思いのたけを叫びまくっているが、初めて好きになった舞台俳優は、

 

めっっっっちゃチャラ男系だった

 

髪は肩に届くくらいまで伸びていて、オシャレ系プリン頭で、鼻がすっとしていて、声が高めで、お酒が好き。

 

 

現実世界では絶対関われないタイプのやーーーつーーー

 

 

依乃ちゃんがなぜそんなチャラチャラぴっぴを推していたのかというと、見た目と性格のギャップに惹かれたのだ。そうだ、そうに違いない。まあこんなやつの舞台に通う金と時間があったら、今の推しの舞台をもっと目に焼き付けて欲しかry

チャラぴっぴな見た目なのに、趣味は読書というギャップ。今思うとあいつの本のセレクト謎だっry

 

 

……とにかく、十代後半の依乃ちゃんは、ある年の夏 初めて舞台を観に行ったのである。

 

推しに最高のプロポーションで会うため、半年で10キロ痩せて、とにかく美容に良いことしまくり、おろしたてのワンピースで、推しが出る舞台の劇場へ向かった依乃ちゃん。

ちなみに、その推しが出る舞台のチケットの値段は!!!!!!!!!

 

 

 

1枚3500円!!!!!!!!!!!!!

(今の2.5次元の舞台のチケットは1枚大体8000円くらい)

 

 

20代の俳優や女優の中に、売れない芸人も混じっている!!!!!

発展途上が過ぎるよ!!!!!!!!!

 

舞台のチケットの相場なんて全然知らないド初心者の依乃ちゃんは、これから始めて観る生の推しにドキドキしながら、パイプ椅子(=観客席)に座った。(観客は全部で30人くらい)

 

するとしばらくして、「どうもどうも~!」と、3人くらいの女の子が登場し、物販コーナーの宣伝や、アナウンスを始めた。

その子たちの、「はい、みなさん、拍手~!」というようなノリにも、ニコニコ顔で従う依乃ちゃん。高校生の文化祭のステージかよ。(ちなみに依乃ちゃんは、文化祭のときは自分の部活の店で忙しくて、三年間ステージの出し物なんてろくに楽しめなかったという暗い過去がある)

 

 

そんなこんなで、ついに舞台が始まった!!!!

サングラスをかけた、この舞台の役者全員(7人くらい)がさっそうと登場し、音楽に合わせてダンスダンスダンス!!!!!オープニングだぞ喜べとばかりにダンスダンスダンス!!!!!!!!

 

頭の中お花畑な依乃ちゃんの脳内「わあ~!お花のかおりがすりゅ~!」

 

役者さんたちが集まるとお花のかおりがするらしい。なんだそれファンタスティックだな。

 

 

依乃ちゃんの脳内「わあ~!役者さんたちがステージ裏に戻った瞬間、お花のかおりが消えた~!!!」

 

依乃ちゃんの脳内「何人か役者さんたちが出てきたけど、お花のかおりしない……」

 

依乃ちゃんの脳内「わあ~い!推し登場~~~!!!!!イケメン~~~!!!!!」

 

依乃ちゃんの脳内「ん……?」

 

 

推しが登場したとたん、あのお花のかおりが……!?

もしかして:フェロモン

 

 

そのあとずっと、推しを凝視しつつ、お花のかおりを体内にめっちゃ吸い込んだ。

舞台のストーリーとかあんまり覚えてない。

 

一年くらい推しの追っかけをしていたけど、なんだっけな、なんか推しのブログかなんかの、頭ゆるゆるなんじゃ……と思わせる発言が積み重なって、冷めて今の推しを推してるって感じ。

 

依乃ちゃんって若い男推すとろくな判断ができないのでは説。(とてもテキトーな終わり方)

神様、全てあなたの物語なら、ボクがあなたの代わりに血を流そう

昨日、「入院生活については明日書く☆」と書いたけどさ、

 

昔のことを思い出すって、めっちゃ体力使うね!!!

 

『公開する』を押した後、結構しんどくなってた。

 

 

ごめん!!!!別の話していい!!!?!?!??

 

 

ごめんね!!!!!!!!!!!入院生活についてはまた今度ってことで!!!!!

 

 

 

……さて、別の話しちゃうぞ☆

 

依乃ちゃんね、小学校1年生くらいから、休日は親のパソコンを借りて、インターネットをしていたのだよ。

それで、いろいろなアバターゲームでアカウントをつくりチャットをしたり、掲示板でチャットをしたりしていた。(月ノ美〇ちゃんの幼少期と似てるね)

あ、あと、ブログを読んだり、あまり大きくない小説投稿サイトで小説を書いたりもしていた。

 

そうして、そのまま中学生になった。中学生になっても、やはり休日の依乃ちゃんはパソコンをいじっていた。

変わったことと言えば、オタクに目覚め同人誌を知り、個人サイトをよく見るようになったり、南条あ〇ちゃんのファンになり、メンヘラが加速していったりしたことだ。(大革命じゃねーか)

 

メンヘラになった依乃ちゃんは、チャット仲間もメンヘラチックで、みんな死にたい連呼している地獄のようなチャットルームだった。(あれ?今のTwitterの自分のタイムラインも変わらなry)

 

それからしばらくして、依乃ちゃんにある出来事が起こる。

 

 

それは

           手☆術

 

 

手術をきっかけに、依乃ちゃんは命のありがたさに目覚め、一時的にメンヘラを停学する。(学籍を入れた覚えはないが)

 

まるでカルト宗教にでも入ったかのように、道徳心に目覚める。ついには、将来の夢が「紛争地域でボランティアをする」に変わる。やべーわこいつ。

 

正義感の強い依乃ちゃんは、「死にたいなんて思っている人を止めなきゃ!」と、死にたいとつぶやくネット上のメンヘラたちに、クソ痛ポエムを送り始める(黒歴史

 

命の大切さを言うクソ痛ポエムは、メンヘラはゲロ吐くほど嫌いである(きっとそうである。そうに違いない。今の依乃ちゃんがそうだから)

「昨日の敵は今日の友」ならぬ、「昨日の友が今日は敵」である。

 

例えば、「死にたい……」と一言つぶやいたメンヘラに、

 

「死にたい死にたいって、限界まで苦しみ続けると、自然と生きたくなるんだよ」

 

というようなポエムを送った。意味不明な中学生の戯言である。ごめんな、当時のメンヘラさん(被害者)

 

当たり前だが、メンヘラさん(被害者)から返事は来なかった。

代わりに、たまに、よくわかんねえ関係ねえやつから「良いこと言うなお前」と返信されることはあった。そのたびに、「お前に言ってんじゃねえよ」と思っていた。

 

一年くらいして、依乃ちゃんは再びメンヘラに復学した。

 

ある意味チャット荒らしだったころの依乃ちゃんを振り返ってみて、ふと思ったことがある。

 

人の苦しみはリアルタイムで同じような苦しみを持っている人しかわからないと思うし、共有もできなければ助言も出来ないと思う。

病み垢の苦しみは病み垢しかわからないし、病み垢の苦しみを癒せるのも病み垢だと思う。

実際、「死にたい」で検索して出てきた自殺防止の丁寧なメッセージよりも、メンヘラ神様のフランクな言葉のほうがスムーズに共感出来るし元気が出る。

 

依乃ちゃんは君に頼ってもらうほど頼りがいはないし、だから君を救う神にはなれないと思う。だけど、せめて、君の隣に座る天使になれたらいいな。メンヘラ神になりたいなあ、とつぶやいている天使。

依乃ちゃんのくだらないメンヘラツイートに、ふふっ、と笑ってくれればそれでいいかもしれない。

 

 

 

まあ、何が言いたいかっていうと、

 

 

チャットの荒らしは、うざいよね!!!!

 

心の整形手術、したいな。

ある年の春、依乃ちゃん(当時女学生)はとある大学病院にいた。

病名をきっちり書いちゃう必要は無いと思うから詳しくは書かないが、体内の一部の骨にネジを入れるという内容の手術を受けるため、その前日から入院を始めるのだ。

 

依乃ちゃんは、入院の一か月前から、午後の授業を早退し、検査をするという生活を送っていた。メンヘラとナルシストと中二病を同時に発症していた依乃ちゃんは、早退するたびに、クラスメイト達に

「病院行って、検査しないといけないの……」

と言う自分にいちいち酔いしれていた。

 

 

病弱キャラに憧れてんじゃねーYO!!!!!!!

 

 

さて、入院生活について語る前に、依乃ちゃんが入院生活を充実させるために持っていたものを紹介しようと思う。

 

・好きな本を数冊

依乃ちゃんは当時、太宰治にハマっていた。

「『パンドラの匣』を病院で読んだら臨場感アリアリなんじゃね~~!?」

と思い、他にも主人公が入院するストーリーの純文学を持って行った。

 

 

まあ、読まなかったけどね!!!!!

 

 

当時の依乃ちゃんの名誉のために付け加えておくが、とても集中して本が読める環境ではなかったのだ。個人の病室ではなく、四人くらいで集まって寝るような病室にいることがほとんどで。マジで。依乃ちゃんがめんどくさがり屋とかじゃないの。

 

・ぬいぐるみ

メンヘラらしく、うさぎのぬいぐるみを持っていきました。

そいつに頼れるほど、頼りがいのあるうさちゃんじゃなかったので、そいつの出番はありませんでした。

 

・ポータブルCDプレイヤー

 

圧倒的感謝!!!!!!!!!!!

 

ほんと、入院生活はこいつと、保存しておいた大量の面白動画と、保存しておいた大量の推しの画像で乗り切ったようなものです。

夜の病室で、窓の外を眺めながら、大森〇子ちゃんとか聴いてみ?

エモエモのエモだぞ????

 

 

 

長くなりそうだから、ここまでで一旦終わらせておく。

とりあえず、入院生活についてはまた後日書くと思う。

 

 

ポータブルCDプレイヤーは偉大!!!!!!